2005.5.3 船橋 ららぽーと イベント 『 音楽的離雑音 』

2005年5月3日 MAYUKOライブ 船橋ららぽーと イベント 『 音楽的離雑音 』

あたたかく過ごしやすい絶好の行楽日和。
カップルや家族連れが大勢詰め掛けた千葉県船橋市の集合施設 「 ららぽーと 」 。
ゴールデンウィーク真っ只中の憲法記念日の5月3日、
「 音楽的離雑音」 イベントに参加。
この日はPink Bambi BAND の“センセイ”ことベースの
山本直哉さんとのセッションもありました。

( 第1部 )14:40~スタート
1. 赤いスカート
2. ただ好きなだけで
3. 君のもとへ ( 新谷良子提供楽曲 1stアルバム 「 ファンシー☆フリル 」 に収録 )
4. 幸せに・・なろうね
5. 決意

HP、ラジオなどで今回のららぽーとライブをお知らせしていた反響があり、
公演開始前より観客席はほぼ満席状態。

MAYUKOの代表的な一曲である 「 赤いスカート 」 で今回のライブは幕開け。
非常に優しく人々に語りかけるように歌い上げます。
数多く演奏されてきたこの楽曲は、
心の叫びが聞こえてくる緊迫感たっぷりの歌声もあれば、
今回のようにほのぼのとした展開もあり、聴くたびに新鮮な発見があります。

続いて “ 大好きな人が、ただそばにいるだけで
幸せっていうのは感じられるよね、という歌です。 ”
とコメント後、「ただ好きなだけで」を演奏。
非常にテンションの高いこの曲は、今までライブの最後に歌われてきたが、
本日は前半にセットされ、穏やかな雰囲気で演奏されました。

ここで “ センセイ ” こと山本直哉さんが登場しセッションがスタート。
新谷良子さんへ提供した 「 君のもとへ 」 を演奏。
バンドメンバーとして面識があるお二人の演奏は落ち着いていて力強く、
それでいて威圧感がなくまったりとしています。
サイレントベースで演奏する山本直哉センセイ。
安定した丁寧な指使いがMAYUKOの歌声とピアノに見事に調和しておりました。

続いて、去年のMAYUKOナンバーワンラブソングという
「 幸せに・・なろうね 」 を演奏。
この曲では春夏秋冬と連なる一年を過ごし、これからも一緒に生きていきたい、
という女性の気持ちが歌われています。

第1部の最後はMAYUKOの代表曲の一つである「決意」を演奏。
「何かに躓いていてしまった人、これから新しい環境に踏み出す人、
新しい季節へ向かって頑張っている人の背中を、
少しでも押してあげられるような曲だと嬉しい。 」 とコメント。
この楽曲がMAYUKOにもファンにも大切な一曲である理由が感じられます。

( 第2部 )17:00~スタート
1. 美しい悪夢
2. マグカップ ( 【 新曲 】 中原麻衣提供楽曲 1stアルバム 「 ミニシアター 」 に収録 )
3. 幸せに・・なろうね
4. 君のもとへ
5. ねがい

1曲目はライブでは久しぶりとなる “ 美しい悪夢 ” 。
第1部と比べてギアチェンジしたような、緊張感のある演奏で第2部はスタート。

続いて中原麻衣さんと行っているラジオについて触れ、
「 中原麻衣・ゆうまおの@ミニシアター 」 のエンディングテーマとなっている
“ マグカップ ” を披露。

そして山本直哉センセイが加わり、
本日二回目の演奏となる 「 幸せに・・なろうね 」 と 「 君のもとへ 」 を演奏。

この日最後の曲は 「 ねがい 」 。
MAYUKOライブの最後には必ず 『 Peace - 平和 - 』 への願いが
込められた楽曲が演奏されます。

“ 色んなメッセージを送りたいと思って色んな曲を作っています。
ライブの最後に歌う曲はこういう曲がいいなと、いつも決めています。
毎日良いこともあれば悪いこともある。
ゴールデンウィークをこのように、にぎやかなららぽーとという
素敵な場所で過ごせるということは、
私にとってもみなさんにとってもすごくかけがえのない幸せな一日であると思います。
お互いに笑顔が見られる日がずっとずっと続きますように、
という願いを込めてこの歌を作りました。聴いてください。 ”

第2部終了後、ステージを降り、物販テーブルに向かうMAYUKOのもとへファンが集まります。
再びすぐにテーブル周辺が黒山の人だかり。
詰め掛けたファンの方一人ひとりにCDにサインをし、握手をするMAYUKOの姿が印象的。
アーティストにとっても、ファンにとっても非常に思い出深いライブイベントになりました。
ちなみにこの日限定販売された3曲入りCDは完売。次回作が待たれます。

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今回は 『 MAYUKOらしさを前面に打ち出した選曲 』 であったとのこと。
『 MAYUKOらしさ 』 といえば、
積極的に相手を愛していく女性の心情が細やかに描かれ、
幸せや悲しみ、嬉しさと切なさ、という相反した気持ちがリアルに
打ち出されている部分が上げられるが、
根底に流れている想いは 「 平和への願い 」 の一言に尽きるであろう。

MAYUKOのどの歌も、どのライブにおいても、どの場面を切り取っても、
聴く人間は自然と、この概念を感じとることができる。
ありふれた日常の幸せを大切に、それを日々強く育てていくことの素晴らしさを、
MAYUKOはそれとなく、楽曲を通じて、人々に語りかけているのではないだろうか。
MAYUKOの音楽に触れるだけで自然に得られる心の感覚の豊かな広がり。
自分を取り戻せる音楽が、そこにはあるのかも知れない。

( Text by マイアミ )